性別・国籍・性的指向・家族構成・障がいのあるなし、
世代間などの違いから生まれるさまざまな経験を多様性として受け入れ、尊重しながら、
最大限に活かす「ダイバーシティ、エクイティ(公平性)&インクルージョン(DEI)」の推進に取り組んでいます。

社員の多様性はAIGの最大の資産の一つであり、私たちの大きな誇りです。そのような社員の存在が、お客さまについて、またお互いについてより良く理解するためにはどうすればよいかを示してくれるだけでなく、その多様な考え方と視点によって、私たちはより革新的になることができます。これはAIGジャパンの成長戦略においても重要な要素です。
そのため、将来のAIGを築く取組みの一環として、誰もがAIGの一員であることを感じ、ありのままの自分自身でいることができるインクルージョンの文化の醸成にAIGは注力しています。これは多様な才能を惹きつけ、育成し、維持することに寄与し、私たちのビジネスにおける目標の達成につながる取組みです。

AIGのDEI推進

経営陣、社員の双方から「一人ひとりにとって働きがいのある職場」を実現する。社員一人ひとりが主体性を持ってDEI推進に取り組んでいることが、AIGの特長です。

フロー図
フロー図

ERG
(Employee Resource Group)

同じような関心や経験を持つ社員が手を携え、
協力し合うためのネットワーキング。

Employee Resource Group (ERG)とは、共通する関心や経験を持つ社員が手を携え、協力し合うためのグループです。ERGは全社員が自由に参加できるグループであり、ダイバーシティ、エクイティ & インクルージョン(DEI)の取組みの基盤となっています。インクルーシブな文化を築き、社員の参加を促し、帰属意識を高める力となっています。

Women & Allies ERG
女性社員とその支援者(Ally)によって構成される社員グループです。日本全国に10拠点ありメンバー数は約1,300名と全世界のERGの中でも最大規模となっています。性別の垣根なく活躍の幅を広げていける会社を目指し、社員の職務上の能力開発や魅力ある職場づくり、またキャリア継続などについて、共通の関心をもつ社員のコミュニティを形成し醸成していくことをミッションとしています。社内外のスピーカーをお招きしたトークセションなどのイベント開催や、メールマガジンの発行を主な活動内容としています。 
Working Families ERG (WFERG)
家庭と仕事の両立をテーマに、家族のステージごとに変わる仕事との関わり方を共に考える場を提供している社員グループです。毎年、社員の家族が職場を訪問するAIG Japan Family Dayや社内で家庭と仕事の両立を支援する座談会などを開催し、育児だけでなく家事や介護などの幅広い話題について意見交換を行っています。
Japan disAbilities &
Allies (JdAAies) ERG
障がいについての理解を深め、共働・共生を考える社員グループです。特別支援学校でのボランティア活動や、社内・社外の有識者によるセミナー、手話講座などの体験型講座、車いすラグビー応援などのイベントを通して障がいのある社員や障がいのある家族を持つ社員のインクルージョンを高めるカルチャーの構築を目指しています。
障がいのある社員自らセミナーのプレゼンターや講座の講師を行うなど、当事者と支援者が一緒になって様々な活動を行っています。
Young Professionals ERG
「成長意欲の高い社員の自己実現をサポートする」ことをミッションとして活動している、若手社員とその支援者(Ally)を中心とした社員グループです。通常業務では得られないネットワーク構築・キャリア開発・ビジネススキル向上を目指し、マネジメントとの意見交換セッションや、社外のイノベーティブな若手リーダーを招いたイベント等を開催しています。AIGがイノベーションを起こしていくために、若手社員に学べる・活躍できる・繋がることができる機会を提供し、Young Professionalとして成長していきたい社員が集まっています。
LACE (Language and Culture
Exchange) ERG
言語と文化(Language and Culture)の交流(Exchange)を通じて、AIGグループ内のネットワークを拡げる活動をしている社員グループです。ネットワークを一方向ではなく、縦にも横にも、そして斜めへも、美しいレース(LACE)を編むように作り上げたいという理念が、私たちの名前の由来です。日本国内の他部署や、海外のAIG社員と交流するProgramを実施しており、独自のネットワークを拡大する機会を提供しています。また、世界で最も使用されている言語である英語をテーマとして、学習をサポートするイベントを開催しています。
LGBTQ+ & Allies Rainbow ERG
LGBTQ+の当事者と理解・支援者(Ally)で構成される社員グループです。外部講師を招いたセミナーイベントの開催や、定期的にLGBTQ+に関する情報発信を行うなど、社員へLGBTQ+に対する知識・理解を得る機会の提供を行うことで、誰もが自分らしく働きながら、自身の能力を最大限に発揮できる職場環境作りを目指しています。2015年からは、全国で開催される「レインボープライド」に参加し、2023年の「東京レインボープライド」では約200名のAIGグループの役職員と家族がパレードに参列しました。現在、メンバー数は約1150名であり、世界のERGの中でも大規模なグループです。

AIGジャパン労働組合

鈴村 茉里

AIGジャパン労働組合 鈴村 茉里

VOICE

LGBTQ+& Allies Rainbow ERG President

誰もが自分らしく働き、
能力を最大限に発揮できる環境を

私は、「LGBTQ+& Allies Rainbow ERG」 のCo-Presidentsを努めています。「LGBTQ+& Allies Rainbow ERG」は、LGBTQ+当事者・LGBTQ+アライであるかに関わらず、多くの社員がメンバー登録しています。この活動の意義は、社員にLGBTQ+に対する知識・理解を得る機会の提供を通じて、誰もが自分らしく働きながら、自身の能力を最大限に発揮できる職場環境をつくることにあります。ERG登録メンバーがLGBTQ+に関する情報に定期的に触れる機会を創出するため、私はCo-Presidentsとして、セミナー・イベント・メルマガについて運営リーダー達と話し合い、イベント開催やメルマガ配信など、日々取組んでいます。ERG活動は役職や社歴に関わらず、誰もが参画できるので、トップダウンではなく、ボトムアップでAIGジャパンのDEIカルチャーをつくっていくことができます。社員主体の活動が横に横にと広がっていくことで、より深く浸透したDEIカルチャー・心理的安全性をつくることができるはず。この活動はとても意義のある活動だという信念を持って、チームみんなで取り組んでいます。皆さんと一緒に活動できることを楽しみにしています!

若手社員の育成

Early Career Engagement Program 若手社員の能力開発支援

AIGに入社した若手社員には、キャリアのステージに応じて様々な研修やプログラムに参加する機会が提供されています。その一つがEarly Career Engagement(ECE)プログラムです。このプログラムは、AIGにおけるキャリアが5年目までの社員をサポートし、社員同士がつながり、共に学ぶ機会を提供しています。若手社員自身が支援しあうことを目指して自ら運営に携わるプログラムとして構成されており、若手社員が部門を超えたネットワークを築き、組織全体で情報を共有する機会を生み出しています。

損害サービス部門

阿部 優蘭

VOICE

Day in the Life リーダー

部門を超えた交流を
若手社員の成長機会に。

私はECEのグループの一つである「Day in the Life」のリーダーを務めています。「Day in the Life」は、他部門やグループ会社の紹介を通じて、コミュニケーションの活性化・キャリア形成のサポートをすることを目的としたグループです。さまざまな部門の方をゲストに招き、トークセッションを行っています。
私は、グループのリーダーとして、イベントの企画からゲストの選定、イベント内容の打合せなどを任されています。受け身になりがちだった自分が主体性を発揮し、管理能力を伸ばすことができたのは、通常業務とは全く異なる経験ができたおかげです。また、この活動を通して、他部門の方々との交流を行うことができ、部門を超えた社内ネットワークを築くことができました。
若手社員の興味・関心を持っていることは何か。その成長を後押しするには何が必要か。今後も一人ひとりの声をよく聞きながら、多くの若手社員が参加したいと思えるイベントを実現できるよう取り組んでいきたいと思っています。私たちの提供するイベントが、若手社員のキャリアの選択肢を広げる機会になってくれれば嬉しいです。

Your Gateway to Professional
Success Program
新入社員研修

  • ・2か月の全体研修の後、配属部門ごとに研修を実施
  • ・研修中にビジネス拠点(営業支店・損害サービスセンター)を訪問
  • ・一定の英語力を有する社員は、グローバル研修(オンライン)へ参加

2-Year Pit-Stop Program 入社2年目研修

  • ・新卒入社2年目~3年目の期間に実施
  • ・マネージャーと共に進める研修プログラム
  • ・同期同士で主体的に学び合う機会の創出

STEP(Short Term Exchange Program) 入社4年目の新卒・中途社員を対象とした他部署への短期留学プログラム

  • ・営業、損害サービス部門にて勤務する社員向けの
    キャリア支援および教育プログラム(対象部門拡大予定)
  • ・一定期間、他部署に留学して業務を体験
  • ・将来のキャリアに対する不安の解消、業務パフォーマンス向上のために、
    他部署の業務を学び社内ネットワークを拡大する機会を提供

性別を問わない活躍推進

ジェンダー・バランス・
ポリシー
AIGジャパンではジェンダー・バランス・ポリシーを導入しています。このポリシーはジェンダー・バランス実現にとどまらず、ロールモデルを可視化し、幅広い人材が効果的に活躍できるようにすることを目指すものであり、ジェンダー・バランスの取れた採用プロセスや社内イベント実施のガイドラインを含んでいます。
Women at AIG Japan
(AIGジャパンにおける女性活躍)
AIGは、女性の育成とプロモーションを支援する取り組みを実施しています。これらの取り組みを通して、同僚たちは自分のキャリアについて考え、挑戦する機会を検討し、互いにサポートを受け、提供し合う環境つくりを目指しています。
子育てをしながら働く社員や
介護に携わる社員の支援
育児、介護などのライフイベントを経験する社員に向けて、役立つ情報の提供を行うとともに、福利厚生制度の導入を図っています。社員が各自の状況に応じた制度やサポートを利用することで、個人としての生活と仕事の両立を図ることができるようにしています。また、母親も父親も利用可能な有給「子育て休暇」を、男性の育児参加を促進する施策として導入しています。

損害サービス部門

江口 航平

VOICE

育休を取得した男性社員の声

妻の仕事復帰を支え、
わが子の成長に寄り添う。

育休を取得した男性社員が身近にいたこと。上司に配偶者の妊娠を報告した際に「育休を検討してみては?」という一言があったこと。それが、育休取得の検討をするきっかけでした。
育休を取得したことによるメリットは、やはりわが子の成長を目の当たりにできたことです。朝起きてから夜寝るまでの間、ずっと娘と一緒に過ごすことで「初めてハイハイやつかまり立ちができた」といった日々の小さな成長を感じることができました。
育休取得後の数か月間は時短勤務を行い、ワークライフバランスの比重を家庭に置いたことで、仕事復帰を前にした妻を支え、育児に関する会話も増えていきました。さらに、育児休業給付金を受け取ることができたので、金銭的な心配も少なかったです。妻からも「育休を取得し、協力をしてくれたおかげでスムーズに仕事に復帰することができて助かりました」という言葉をもらっています。家族で過ごす時間をたくさん持てたので、『パパ大好き!』とウチの子も大はしゃぎでした。
私は、自身の将来のキャリアや育休の取得することの不安や楽しみなど、さまざまな感情をいだき考えながら、育休の取得を検討しました。今振り返ると迷ったことですら良い思い出ですし、それを経て経験することができた育休は、何ものにも代えがたい貴重な経験となりました。ライフステージが変化しても柔軟に、それぞれに最適な選択ができる、AIGなら、あなたの人生をより充実したものにできると思いますよ。

LGBTQ+

LGBTQ+当事者およびLGBTQ+コミュニティにとって
インクルーシブな職場作りに取り組んでいます。

福利厚生制度・各種社内規程に関しても、休暇・慶弔金等の制度において同性パートナーを配偶者とみなす等の取組みを進めています。
日本のAIGグループ各社は、任意団体 work with Pride(wwP)によるLGBTQ指標「PRIDE指標」において、2016年から8年連続で「ゴールド」という評価を獲得しています。最新の受賞・認定等の情報はこちらからご覧いただけます。

障がい者雇用

インクルーシブな職場の確保の観点から、
障がい者の雇用を促進しています。

日本では、特例子会社であるAIGハーモニー株式会社により、AIGグループ各社に様々な支援サービスが提供されています。AIGハーモニーは、障がいのある社員の個性を尊重し、有意義な仕事とスキルアップの機会を提供しながら、障がい者と健常者の協働による価値創造を行うことを目的としています。
また、AIGジャパンには、現在2名のパラアスリートが所属しています。両名とも車いすラグビー選手として活躍しており、2024年パラリンピック・パリ大会出場を目指しています。その厳しいトレーニングの様子を知り、車いすラグビーの大会での活躍を応援することは、多くの社員にとって、障がいのある方の生活、そこにある可能性やチャレンジについて学び、多様性について理解を深める機会ともなっています。