2019年3月25日

ロボットスーツHAL®による歩行機能向上促進プログラム継続について 〜 下肢機能障害を有する児童・生徒につくば・湘南で無償提供 〜

AIGジャパン・ホールディングス株式会社(代表取締役社長 兼 CEO ロバート・ノディン、以下「AIGジャパン」)とCYBERDYNE 株式会社(代表取締役社長 山海嘉之、以下「CYBERDYNE」)は、2017〜2018年に両社で実施した下肢機能障害を有する児童・生徒を対象とした、CYBERDYNEのロボットスーツHALを活用した歩行機能向上促進の機会を提供するプログラムについて対象施設を拡大し、2019年も継続して実施することを、3月24日に開催した「つくばロボケアセンターオープニング記念イベント“広がるロボケアセンター”」にて発表いたしましたので、お知らせいたします。

前回、多くの参加者の方から「今後への期待が持てた」「光が差した」などの言葉をいただき、このプロジェクトが非常に有意義なものになったと感じております。私たちは「ACTIVE CARE」というコンセプトを通じてHALのような新しいテクノロジーと共に常識を変えていきたいと考えており、今年もプロジェクトを継続することを決定いたしました。

対象となる方 身長100cm以上(体重15kg以上)の下肢機能障害を有する児童・生徒(小学生未満を含む 原則22歳まで)の方。
受入対象施設 つくばロボケアセンター (所在:茨城県つくば市研究学園)*新規
湘南ロボケアセンター(所在:神奈川県藤沢市辻堂)
ただし、上記施設に自ら通所可能であることを受け入れの条件とします。
また、応募受付は湘南ロボケアセンターで一括して行います。
対象期間 募集期間(2019年3月25日から8月30日まで)

本プログラムは、2016 年11月に締結した両社の業務提携に基づくもので、事故、疾病の後遺症などで自立歩行が困難な子どもたちに歩行機能向上への意欲増進のための新たな機会を広く提供することを目的としています。AIGジャパンが費用を拠出し無償で提供するプログラムで、2017年10月より実施してきました。AIGジャパンが掲げている『ACTIVE CARE』※の事業コンセプトと、神奈川県が取り組んでいる「未病の改善」と「最先端医療・最新技術の追求」という大きな2つのテーマ、加えて、本プログラムの実施施設となる、CYBERDYNEの子会社「湘南ロボケアセンター株式会社」(住所:神奈川県藤沢市辻堂)の立地などを鑑み、神奈川県内の児童・生徒を対象として企画されたものでしたが、今回つくばロボケアセンター (住所:茨城県つくば市研究学園)が受入対象施設として加わりました。

人が体を動かそうとしたときに脳から神経を通じて筋肉に信号が流れますが、HAL︎はその際に体表に漏れ出る微弱な “生体電位信号”を皮膚に貼ったセンサーで検出することで、装着者の意思に従った歩行動作を実現します。これを繰り返すことによって身体そのものの機能向上が促されることが期待されます。応募要項は別紙をご参照ください。

※『ACTIVE CARE』とは、AIG が誇る世界中で蓄積した知見や、リスクの認識および軽減につながる最新のテクノロジーを活用し、日常に潜むリスクを的確に把握し、そのリスクに備えるための支援を提供するものです。保険を提供する企業として、起きてしまった出来事への経済的な補償だけでなく、そもそも事故が起こらないようにリスクを最小化する予防的サービスを、目に見える分かりやすい形で積極的に提供し、保険をより身近なものへと変えていくことを目指します。

AIG x CYBERDYNE 「アクティブケアプロジェクト」体験者の声