システム統括部のミッションは、プロジェクトマネジメントからシステムの開発環境の整備まで多岐にわたります。その中で、私が担当しているのは主として「人材」に関わる課題です。システム部門にはどんな人材が必要なのか、システム部門において高いアウトプットをもたらせる適性や能力とは何かといった人材戦略の立案から、必要なスキルを身につけるトレーニング体制や業務効率化のための施策、風通しをよくするためにはどのようなコミュニケーションをとるべきなのかといった実践面まで幅広く担当しています。日々考えることややるべきことがたくさんありますが、従来の形にとらわれず、最善を目指すため上司や同僚と一緒にディスカッションをしながら業務を進めています。これまでのプロジェクトマネジメントの経験やコミュニケーション力を活かして、開発現場の声を吸い上げながら、ITのスペシャリストたちが活躍できるように後方支援をしていきたいと思っています。

人材戦略や労務管理にはバランス感覚が求められます。大局的な見地からシステム部門の方向性を考えるのはもちろんですが、それが開発現場の視点、意識から乖離したものであってはいけません。開発現場に戦略・施策を押しつけるのではなく、また現場の声に引きずられるのではなく、それぞれの担当者の意識を変えられるよう働きかけていくことが大切です。そのために必要なのはやはりコミュニケーションと人との信頼関係だと思います。私はシステムの専門家ではありませんので、周囲から教えを乞うことがたくさんあります。自分が分らないことを率直に認めること、自分の経験や知識に引きつけて素早く理解をすること、自分が理解した内容を自分の言葉で相手に伝えることで意識を共有し、同じ方向を向いて仕事ができるように努力しています。

一つの目標として管理職を目指しています。私はシステム関連の業務経験が長いので、管理職を目指すためには、保険ビジネスやオペレーションについてより一層深く理解することが必要だと思っています。また自分の視野を広げていくことや経験を積んでいくことも大切だと考えています。そうして誰もが認める実力を身につけ、周囲にも納得してもらえるかたちで管理職になることが理想です。

※記事内容及び社員の所属は取材当時のものです。