ランサムウェア攻撃は、現在のサイバーセキュリティにおける最も危険な脅威の1つとなりつつあります。ランサムウェアは、コンピューター上のファイルに感染し、身代金(ランサム)が支払われるまでファイルを暗号化するために使用され、甚大な悪影響を及ぼす場合があります。

一般的に、大企業に比べ地方自治体や中小企業などは、ランサムウェア攻撃に対して脆弱とされていますが、職場やご自宅でランサムウェアの潜在的な影響から身を守る方法を理解していくことも重要です。AIGは、サイバーセキュリティに関するベストプラクティス情報を継続的にお届けし、皆さまの情報保護を支援する役割を果たすことに取り組んでいきます。

普段から、不審な送信者または知らない送信者から送られてきたリンクや添付ファイルを開く場合は、ご注意ください。
お使いのコンピューターへの感染が疑われる場合:

  1. 感染したコンピューターを隔離してください。感染したシステムをすべてのネットワークから切り離し、コンピューターの無線、ブルートゥースおよびその他のネットワーク機能を無効にします。有線/無線で接続されているすべてのドライブおよび共有ネットワークが切断されていることを確認します。
  2. コンピューターの電源は切らないでください。
  3. 問題を報告し支援を得るため、各都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口に連絡することを検討してください。

防止策およびベストプラクティス

  • コンピューターのバックアップを行う:
    システムおよびその他の重要なファイルのバックアップを頻繁に行い、バックアップしたデータを定期的に確認してください。お使いのコンピューターがランサムウェアに感染した場合、バックアップしたデータを使用し、システムを復元することができます。
  • バックアップしたデータは別途保管する:
    ベストプラクティスは、バックアップデータを外付けハードドライブなど、ネットワークからアクセスできないデバイスに保存することです。バックアップ作業が完了したら、外付けハードドライブを取り外すか、デバイスをネットワークまたはコンピューターから切り離します。
  • お使いのコンピューターを常に最新のパッチで更新する:
    最新のパッチにより、アプリケーションおよびオペレーティングシステム(OS)が更新されていることを確認します。ランサムウェア攻撃の大半は、脆弱なアプリケーションおよびOSを標的としています。
  • 保護ソフトウェアプログラムを使用し続ける:
    ウイルス対策ソフトウェアの使用によって、ランサムウェア攻撃のリスクを軽減することができます。これらのソフトウェアの使用を検討し、ソフトウェアが更新されていることを確認します。
  • リンクや添付ファイルに注意する:
    電子メール内のリンクを開く際は、送信者が知り合いであったとしても注意してください。知っている送信者からの電子メールでも、添付ファイルに見慣れない拡張子が付いていたり、マクロの有効化やシステム設定の変更が要求される場合は、特に慎重に対応してください。

詳細については以下を参照してください。(英語のみ)